ファンレスPCであるIntelのNUC「DE3815TYKE」をネットサーバに仕立て上げるサイト

PCリソース使い放題

サーバを自前で持つメリット

まずは自分でサーバをセットアップするメリットを考えてみます。

 

1.必要なリソースを自分で決めることができる。

 

リソースとは、CPU性能、メモリ容量、ハードディスク容量、ネットワークアダプタの通信性能、など
パソコンの性能を決定するPCのハードウェア資源のことです。

 

CPUは頭脳に例えられるように、様々な計算処理を行います。
メモリは、CPUで処理するために必要なデータを蓄えるために必要です。
ハードディスクは、データを蓄積するために必要です。
ネットワーク通信性能は、一定時間内にどれだけのデータをやりとりできるかの能力です。

 

 

サーバを作る上でPCリソースはどれほど必要なのかを見ていきましょう。

 

CPUのリソースはどれくらい必要?

まずはCPUです。

 

CPUは新しければ新しいほど性能が良く、日進月歩で進化しています。

 

Intelシリーズで言えば、Core i3/i5/i7や、Celeron、Atomなどが有名ですね。
主にWindowsPCを使うために設計されており、グラフィカルな処理が高速化されています。

 

その性能たるや、一昔前のサーバ用CPUを凌駕する性能になっています。

 

しかし、自宅サーバではそれほどの高速処理を使うことはほとんどありません。

 

WindowsPCでは動画を見たり、写真を見たり、音楽を聞いたり、エクセルやパワーポイント、ワード
などいろんな種類資料を作るために使いますが、これらの処理をスムーズに行うためにはCPU性能に
左右されます。

 

一方、サーバはどのような使い方をするかというと、自分で作ったWebサイトを他の人に
見てもらうためにHTMLデータを送ったり、メールを送受信したり、ファイルを送受信したり
するのが主な仕事です。

 

グラフィカルな画面を使うのではなく、パソコン上で動いているプロセスがリクエストに
応じて処理を行っているのがサーバの仕事なのです。

 

高性能CPUでサーバを作っても、アイドリング状態つまり処理が来るのを待ってばかり
いる状態にしておくのは勿体無いですよね。

 

もちろん、1日に数十万アクセスもあるようなサーバを運営するのであれば高性能なCPUが必要にもなりますが、
そのような人気サイトであれば、ホスティング業者が運営しているレンタルサーバを選択するのが好ましいです。

 

 

 

メモリリソースはどれくらい必要?

次にメモリです。

 

メモリはCPU処理に必要なデータをハードディスクからロードしてきて蓄えたり、サーバプロセスが
稼働するための領域として使われます。

 

これは、WindowsPCやサーバに限らずサイズが大きい方がいいでしょう。

 

大きいサイズと言っても、数十GByteなどではなく、4GBや8GBがあれば充分でしょう。

 

 

ハードディスクリソースはどれくらい必要?

次に、ハードディスクです。

 

ハードディスクはデータを蓄えるために使いますが、これは用途次第だと言えます。
多数のファイルを保管するような使い方をする場合には大きなサイズが必要ですが、ブログやHTMLサイト
を主に運営するのであれば、128GBから512GBで充分足りるでしょう。

 

Linuxをインストールした場合、OS領域としてはせいぜい3、4GBくらいです。
残りをデータ用として使うことができます。

 

ハードディスク選択ではもう一つ重要なことがあります。
それはハードディスクの「タイプ」と「大きさ」です。

 

ハードディスクのタイプには、ディスク回転型とSSD型があり、書き込み/読込みの速度や静寂性に違いが
あります。ディスク回転型はモータでディスクを回転させて読み書きすることから、読み取りアームが
目的とするデータがある位置まで移動するシーク時間が発生します。
一方SSDは、半導体素子メモリなので回転部分がなく、データへのアクセスが高速です。

 

回転タイプの特徴
 モータ回転音がある。
 ハードウェア障害がSSDに比べて多い
 データアクセスがSSDに比べて遅い
 電力消費がSSDに比べて大きい
 価格はSSDに比べて安い

 

SSD対応の特徴
 回転部分がないため無音
 故障しずらい
 データアクセスが速い
 消費電力が小さい
 価格は回転タイプに比べて高い

 

また、回転タイプは大きさが2種類あります。「2.5インチ型」と「3.5インチ型」です。
2.5インチ型は3.5インチ型に比べて小型です。
ノートパソコンで使われているのは「2.5インチ型」です。

 

違いは大きさだけではなく、性能や消費電力も違います。

 

3.5インチ型の特徴
 2.5インチ型に比べて大容量
 モータが強力で読み書き速度が速い
 大きい分だけ電力も多く消費する
 単位サイズあたりの価格が安い
 モータ回転音が大きい

 

2.5
 3.5インチ型に比べて容量が小さい
 3.5インチ型に比べて読み書き速度が遅い
 小型なので消費電力が小さい
 モータ回転音が小さい

 

自作PCに必要なリソースについてまとめてみると

まとめるとこのようになります。

 

 省スペース
  SSD = 2.5インチ > 3.5インチ
 容量
  3.5インチ > 2.5インチ > SSD
 静寂性
  SSD > 2.5インチ > 3.5インチ
 読み書き速度
  SSD > 3.5インチ > 2.5インチ

 

大容量ファイルを格納する場合には、3.5インチを選択し、
省電力・省スペース・高性能を求める場合は、SSDです。

 

サーバ用途として求められる性能は、「SSD」ということになります。

 

 

次に、ネットワークアダプタ性能です。

 

ネットワークは有線アダプターと無線アダプターに大別されます。

 

一般的なPCの有線アダプターは、100Base-TXか1000Base-Tです。
無線アダプターは、11n/a/g/b/acなど様々な通信規格があり通信速度も違います。

 

規格の通信速度
 11ac > 11n > 11a = 11g > 11b

 

無線通信速度も驚くほどの性能向上になっていますが、アンテナ数や使用状況に
よって速度はまちまちです。

 

サーバ用途としては、安定している有線アダプターがいいと思います。

 

 

 

以上がPCリソースについての説明でした。

 

 

このサイトでは、自宅サーバに求める性能を以下のように決めました。

 

 1.静音性能が高いこと
 2.小型PCであること
 3.省電力PCであること

 

 

PCからは様々な音が発生します。サーバは基本的に電源あげっぱなしで24時間365日
稼働させるのでPC動作音は極力ゼロにしたいものです。

 

 ・冷却ファンの音
 ・ハードディスクのモータ音やシーク音

 

自宅サーバに求められるリソースは多くを求めないので、小さくコンパクトであって欲しい
ですよね。今はIntel NUCという手のひらサイズの小型PCが発売されています。
このPCはまさに自宅サーバにはもってこいのパソコンでした。

 

「24時間365日稼働」なんて聞くと、電気代が気になりますよね。電気料金値上げが
続いている昨今ではパソコンの電気代も気にせずにはいられません。

 

 

ということでまとめると、求める自宅サーバのコンセプトはこれです!

 

 

 静かでコンパクトな家計に優しい自宅サーバ

 

 

 


ホーム RSS購読 サイトマップ
TOPページ 推奨ツール ご購入特典 FAQ お問合せ